「すっげー真っ赤。おもしれー」
ははっ と笑うとすかさず萌絵の蹴りがとんできた。
もちろん、そんなことには慣れてしまったのでひらりと避ける。
そんな俺を萌絵は悔しそうに睨む。
「なっ……誰のせいだと思ってるのよ!」
「俺は悪くない」
「はぁ!?」
こんなやり取りがなんだか懐かしくて、
ついつい いじめたくなる。
「じゃあ、仮に俺が悪いとしても……
俺をこんな気持ちにしたのは誰のせいだ?」
萌絵の手を取って自分の左胸に当てると、彼女は慌てたように手を退けた。
「そ、それは……アンタが勝手に私のことを好きになったからで……っ」
「あーはいはい、そーですネー」
どうやらこの会話は終わりがなさそうなので、ここら辺で終了にしよう。


