「こんの変態幽霊……」
「うーん、ほらほら早く海で泳ごうよ」
玲斗は大事な話は終わったと言わんばかりに、大きな伸びをしてからさっさと歩き出してしまった。
口笛を吹きながら軽い足取りで歩く玲斗と
深い溜め息をつきながら思い足取りで歩いている俺。
傍からみたらなんとも奇妙な光景だろう。
「吉原」
「あ、来栖。話しは終わったのか?」
吉原のところヘ戻ると、彼女は何やら砂でお城みたいなのを作っていた。
「お前ほんとに待ってたんだ」
「ああ。自分から言い出した事だしな」
それに、と呟いた吉原は俺と玲斗を見てから目を泳がせる。
「お、泳げないから……」
「え?」


