この俺が幽霊に恋をした!?



玲斗は何やら躊躇っている吉原にもお構いなしで、手を引いて海へと進んでいく。

萌絵はというと、既に海に入って楽しそうに泳いでいる。


「おーい萌絵。あんま遠くまで行くなよ?」

俺の声が聞こえたのか聞こえてないのか、
彼女は笑顔で手を振る。


「よし 玲斗、俺たちも……って、あれ?」

それまで俺の隣で吉原の手を引いていたはずの玲斗はいつの間にか姿を消していた。


「なぁ吉原、玲斗どこ行ったか知らねぇ?」

「……分からない。そういえば居ないな」


困ったようにきょろきょろと辺りを見渡す俺と彼女。


「あー、吉原は先に海入ってていいぞ?」


俺はアイツを待つから、と言うと吉原は必死な顔で頭を振った。

「わ、私も待つ!」

「そう?じゃ、頼むわ」