「千草玲斗です。吉原さんのことは真琴からよく聞いてるよ。僕のことは気軽に玲斗、って呼んでね」
爽やかさ満点の笑顔でよろしく、と手を差し出して握手を求める玲斗。
コイツ……こういう時ばっかり猫かぶりやがって。
「えと……こちらこそよろしく、玲斗くん」
そしてそれに戸惑いながらもその手を取った吉原。
「ねぇ吉原さん。お願いがあるんだけれど」
「ん?なんだ……じゃない、なに?」
「――迷惑でなければ僕もご一緒していいかい?」
答えを求めるようにチラッと俺を見た吉原。
それに対して俺も頷いてみせる。
「あ、ああ。いい……ぞ」
「本当かい!?ありがとう吉原さん!」


