白い砂浜を歩いていくと目の前にかき氷の旗が見えてきた。
そこにあるベンチに座って美味しそうに
いちご味のかき氷を口に入れている女の子に声をかける。
「……吉原?」
可愛らしく編み込んだ前髪に、白色のリボンのついたシャツとショートパンツを身につけた少女は口元を拭ってから笑顔で振り向いた。
「やっと来たか来栖」
「わり、色々してたら時間押してさ」
「別に構わないぞ。私もつい5分程前に来たところだからな」
「そうか。なら良かった」
「ああ。……ところで」
ちらりと吉原の視線が俺の右隣に向く。
「萌絵ちゃんは分かるが……この男子は?」
吉原に指を刺されてもにこにこ顔で気にしていない様子の玲斗。
「あ―……コイツは」


