この俺が幽霊に恋をした!?


俺が着るわけじゃないんだし、水着くらい自分で決めろよって感じだわ。

「白いやつでいいんじゃねーの」

よく分からんけど。


まぁ、当たり外れのない白フリルのやつにしとけば大丈夫だろ。

「わかった、ならこれにする!」

お会計行ってくるねー、と嬉しそうに駆け出した萌絵。

家族で買い物に来ていた小学生くらいの女の子がそれを不思議そうに見て、首を傾げる。


「……」

お前よっかこの子の方がだいぶ大人じゃねーか。


「あいつ、全然14には見えな……いたっ」

脛に蹴りを食らわされて涙目になりながら振り返ると、いつの間にかお会計を済ませていた萌絵が頬を膨らませていた。


「ばかっ」

「あー、悪い悪い。けど、実年齢より幼いって言っただけで蹴るなよ」


お前、脛を蹴られたこと無いだろ?
地味に痛いんだぞ、コレ。