「水着?」
母さんはきょとんとした後に口元を右手の指先で押さえながらふんわりと笑った。
「あらあら、真琴ったらいつの間にそんな……。このエロ大魔神♡」
「え?……あっ、いや違うから母さん!
その、水着のお姉さん妄想したりとかじゃなくて」
というか、息子にエロ大魔神とか笑顔で言うなよ。
誰の子供だと思ってんだ、全く。
「あら、違うの?じゃあ、まさか真琴……」
いきなり真顔になった母さん。
こんな時、決まってろくな事は言わない。
「あなた、悩んでたの?」
「……は?」
「女の子の水着が着たくて、悩んでたの?」
「違うわっ」
どこをどうしたら、そんな考えにたどり着くんだよ。
我が母親ながらなんて恐ろしい。


