ぼーっと見とれていると、 少女はゆっくりと口を開いた。 「お兄さん、私のこと…」 鈴を転がしたような、心地よい声。 容姿だけでなく声まで完璧なんて。 俺にも少しはそんなんが欲しかったぜ ちくしょう。 「あ…、えと、なに?」 神様は不公平だ! でもまぁ… 俺んちは仏教だから別にいいけど、 なんて事を1人考えながらテキトーに返事をする。