……?
え、なに、俺に言ったらまずいってこと?
うーん……なんかショックかも。
「それは違うよ真琴くん」
頭の上から涼しげな、そして楽しげな声が降ってくる。
「女の子には女の子の事情があるんだよ。
真琴くんが気にすることじゃないよ~」
俺は深く溜め息をついて、顔をしかめる。
だってここは学校。
しかも、あいつは普段ついてこないのに。
目の前の吉原に不思議に思われないようちらりと目線を上げると、そこには案の定、見慣れた顔があった。
俺と目線が合った玲斗はにっこりと満面の笑みを浮かべている。
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