「来栖?」
「あー、なんだ、その……
たまには相談乗ってやらんこともないぞ」
「なんだその上から目線は」
目の前の彼女は呆れたような言葉をこぼし、そして ありがとう と呟いた。
「とは言っても、ただ考え事してたらテスト出来なかったというだけなんだけどな」
参ったなぁー、と項垂れる吉原。
「考え事ってなに?」
テストの出来がやばい位なのだから、きっと深刻なものなんだろう。
「それは……」
ぱっと顔をあげてから何かを躊躇うようにもじもじとして唇を尖らせる吉原。
「来栖に言ったら意味がないからな」
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