デカい音量のチャイムが鳴り終わってから
クラスメイト全員が一斉に問題用紙をみて答案用紙を埋めていく。
制限時間は60分。
隣の席の牧山 昂(マキヤマ スバル)は、もう諦めてしまったのか、開始して20分でシャーペンを置いて俯いている。
そんな彼を視界に入れながら、俺は覚えたことを忘れないうちに次々と問題を解いていく。
キーンコーンカーンコーン……
キーンコーンカーンコーン……
「はい、やめ」
チャイムと先生のかけたテスト終了の言葉で、それぞれ手に持っていた筆記用具を机に置き、答案を伏せた。
「今日のテストは明日には返すからなー。
分かってるかもしれないが、点数悪かった奴は補習だからな」


