この俺が幽霊に恋をした!?


俺はそんな様子を見ながら黙々と朝食を食べ進めていく。

「ごちそーさま。 んじゃ、行ってくる」

「はーい、行ってらっしゃい」


いつにもまして機嫌のいい母さんは鼻歌を歌いながら玄関まで見送りに来てくれる。

「あ。そうそう真琴」

「ん?」

靴紐を結んで鞄を手に取って立ち上がる。

「玉子焼きありがとう、嬉しかったよ。
お弁当に入れたからね」

その言葉にぴたりと動作を止めると母さんの方は見ずに「行ってきます」とだけ言って家を出た。

ありがとう、とか
嬉しかった、とか

なんだろう、すごく くすぐったい。

「作らなければ良かった……」

なんか調子狂うんだよな……

がしがしと頭を掻きながら学校を目指す。