「無理すんなってことだよ。 喜びは皆で分かちあって、 怒りを感じたら怒って、 泣きたい時は泣けばいい。 でも辛いことがあったらその分、これからを楽しもうぜ」 な?と言って笑うと萌絵はそっぽを向いて肩を震わせる。 目の前にある白くて細い腕を優しく引っ張ると、萌絵の体が俺の胸に飛び込んでくる 「やめて……」 「やだ」 「なんでこんなことするのよ」 「なんでって……」 ぐいっと彼女の顎を掴んで上を向かせる。 「お前が泣きそうだからだろーが」