「溜め息ついちゃったら幸せが逃げるよ」 「うっせ」 「なんか真琴疲れきってるね」 「ああ。どっかの誰かさんのせいだろうな」 「だからごめんって~」 片目を瞑りながら顔の前で手を合わせて謝ってくるアホバカ幽霊の千草玲斗を無視して、萌絵の所に行く。 「おい……おい、萌絵」 ゆさゆさと揺さぶっても気持ちよさそうに寝息を立てている。 んー……どうすっかな。 いくら夏とはいえ、このままじゃいけない気がするしな……。