まさか自分にも聞いてくるとは思わなかったのだろう。 目を真ん丸にしたまま、数回瞬くと みるみる顔が赤く染まっていく。 「い、言わないとダメか……?」 「ぜひ教えていただきたい」 ドラマに出てくる、取り調べ室で犯人の取り調べを行う刑事みたいなポーズをとってじっと見つめると、吉原は小さな声を出した。 「いつも笑顔で 皆に平等で…… 一緒にいて楽しい人、がタイプかもな」 「じゃあ俺みたいな奴だな」 冗談半分を交えて言うと、吉原は目を見開いたまま固まった。