良かったー、と安堵の息を漏らした彼女。 そんなに俺の家に来たかったのか吉原。 「いやー、テスト期間だから学校は閉まるしな! 図書館までは遠いし。 来栖の家に場所が決まって良かった」 「……そうだな、ハハッ」 そっちかぁ~……。 残念。 「なら吉原は靴箱で待ってて。 んで、俺んちまで案内するから」 「おうっ、わかった!」 いそいそと帰る用意をしていた俺は すっかり家にいるあいつらの事を忘れていた。