可愛いけど、それどころじゃない。 「俺さ、色々あってノー勉なんだよ。 だからテストまじやべぇの……」 靴箱にごんっと頭を打ちつけると吉原は何かを考えたあと、「あ。」と声をあげた。 「どうしたんだ、吉原?」 「いや……なぁ、来栖」 「んー?」 いつもの俺なら吉原に話しかけられたらウハウハだったが、なんか今日はそんな気分じゃないんだよなー……。 「今日の放課後、一緒に勉強するか?」