「じゃあ母さん、俺たち上に行くから。 行くぞ萌絵」 萌絵ちゃんかわいい子ねぇ~、と にこにこ顔の母さんにひとこと言うと俺は萌絵の手を引いて階段を上っていく。 【MAKOTO.K】と書かれたのが下がってる部屋の扉を開ける。 「あ、帰ってきた! お帰りー、遅かったね」 「……」 床にごろんとなって俺の漫画を勝手に拝借して読んでいる見慣れたコイツ。 「お前さ……今まで何してたの?」