「消えた?」 首を傾げる母さん。 「おいっ、萌絵―、」 「はい、消えちゃったんです……私の家が」 ……ハァ~ 良かった、『実は私、幽霊なんです』とか言うのかと思って焦った。 「そう……それじゃあ、うちに住む?」 狭いし古くさい家だけど、と笑顔で言う母さん。 それを見る限り、疑ってないんだろう。