電話口で泣き出してしまったあたしを、 ユキナリは優しくなだめてくれた。 …これは、罪悪感の涙だよ… 「あたしは大丈夫、 体に気をつけてね」 やっとそれだけ言えた。 ユキナリは少しは安心してくれたみたいだ。 『忙しいのはあと1ヶ月くらいで終わるから』 『早く会いたいよ』 そう言って電話がきれた。 1ヶ月… あたしは、 どちらを選べば良いのかわからなくなってた。 どちらを選ぶことも出来ない、 ぼんやりと、そんな予感がした。