「ルカ」 少し鼻にかかった、 甘いリュウの酔った声。 わかってるくせに、 あたしがじっと見つめても 「ん?」 と首をかしげて微笑むだけ。 焦れて 「キスして」 って言うとようやく 軽く触れてくれる。 やっぱりリュウはズルイ。 『お願いされたからしてあげる』 そんなスタンスを崩さない。 それでも先にキスに夢中になるのは やっぱり飲んでいるリュウで、 そこにあたしはリュウの弱さを見て また少し愛しくなった。