…だめ。
体中に残るリュウを
乱暴に洗い流す。
早くユキナリの所に行こう
昨日のコトはなかったこと。
何度も自分に言い聞かせて会いに行く用意をする。
髪が乾いてメイクが半分終わったところでユキナリにメールした。
『おはょ
起きてる-
今日どうしよっか』
♪♪♪〜
すぐに電話が鳴った。
出るのを少しためらう。
「…もしもし?」
『ルカ?おはょ。
どうする-?迎えに行こっか?』
「起きてたんだ、早起きだね。
そっちまで行くからいいよ-」
『いいよ、昨日飲み会で疲れてるだろ?待ってて」
ドキっとした。
そして、優しさに胸が痛んだ。
