「新奈 あんまり大きな声を 出さない方が良いわ。 いつ王子が来るか分かりませんもの…」 「そーだよ! ほらニイナちゃん ゆっくり深呼吸して!」 2人の言葉に我に帰った新奈さん。 ざんねん。 このまま新奈さんが私を殴ってくれれば良かったのに。 新奈さんは深く深呼吸をし 落ち着いた声色で話しかけてきた。 これっていわゆる尋問ってやつ? 「本当に何もしてないの?」