ウソ恋






―――――――
―――――
―――



「本当にここで良いの?」



「うん ありがとう送ってくれて。

気を付けてね」



「そっちこそ。

家に着いたら連絡するように」



翔太の言葉遣いがまるで親みたいで おかしくてつい笑ってしまう。


その笑顔が本心であることに気付き 罪悪感にさいなまれる。


一刻も早く去りたい。