ウソ恋




翔太が何もせず私を見送ればリンチ。


庇えば天国。


これぞまさしく 究極の選択ってやつなんじゃないかな。


チラリと背の高い翔太を見上げる。


それに気付いた翔太はなぜか私に優しく微笑えんだ。



「いつそんな約束してたの?」



「翔太くんがお昼
どこかに行ってたときだよ。

うちら美咲と一緒にお昼食べてたの」



あーぁ…。


そんな嘘ついたらダメだよ?


だってそのとき私は…ううん 私達は――…



「…おかしいな。

そのとき美咲は俺と一緒に
お昼食べてたんだけど?」