うちは親から信用されてなかった。


出来の良い兄や姉と比較され 両親の優しさや笑顔がうちに向くことなんてなかった。


だからうちね 凄い頑張って勉強して 良い高校に入学して今度こそ認めてもらおうって張り切ってた。


愛して 欲しかった…。


それなのに運命は残酷で うちは試験当日に体調を崩して試験どころじゃ無くなった。


受かるって思ってたのに体調不良のせいで受からなかったショックは うちにとって大き過ぎたんだ。


1つ…また1つ馬鹿な高校へとうちは階段を降りていった。


親からは恥ずかしくて外を歩けないとまで言われ 兄と姉には嘲笑うような笑みを向けられてしまった。


その時はまだ大丈夫だった。