「私の周りの人は皆不幸になった。 だから1人で生きていくって 決めたの。 もう誰も泣かせたくない。 失う悲しみを感じたくないの」 私の心は悲鳴をあげてる。 壊れそうな心を今は翔太がいる幸せで繋ぎ止めているの。 「お願い…。 私を離して…」 これはただのワガママ。 それでも翔太はきっと離してくれる。 だってこんな状態の私を引き止めたって幸せになれるはずがないもん。