ウソ恋




「踏み出してみたらいいよ。

自分で感じてみたらいいよ。

あなたの人生でしょ?」



男子生徒に笑みを向ける。


そしたらその人もぎこちなくだけどその口を上にあげた。



「あ…」



「え?なに?」



男子生徒は小さく声を漏らし 制服のポケットからハンカチを取り出した。


何をするのかと眺めていると ふいに近付いてきた腕が私の頬をハンカチで拭う。



「血 ついてたよ」