文句を言いつつ携帯を取り出す美咲に感謝して 私は猫から流れる血を持っていたハンカチで止めようと努力した。 そしてしばらくしてから動物病院専用の救急車が駅に着いた。 猫を救急車に乗っていた人に預け 美咲と一緒に乗り込もうとしたとき――… 「待って !! 」 「え…?」 腕を掴まれた私は救急車に乗り込もうとしていた足を地面におろした。 私を引き止めた人は美咲と同じ高校の制服を着た男子生徒。 整った顔に浮かぶ苦しそうな顔が印象的な人だった。