ウソ恋




「…はぁ。

全くあんたって奴は !! 」



私の頭を軽く叩く美咲は笑顔で 泣く振りをする私も笑顔で…。


そんな時だった。


車の高い音が駅に響いて その音に混じって聞こえた何かの声。



「きゃあっ !?

猫がひかれたわよ !? 」



「うっわ最悪~…。

キモいってもう!」



そんな周りの声が頭に響いた。


皆の視線の先には血にまみれた猫の姿。