ウソ恋




その誰かにいち早く気付いた私はすぐに駆け寄った。


美咲の横になるベッドに。



「美咲 !?

意識が戻ったの !?

…っ美咲 !!!! 」



瞳を開けない美咲に何度も話しかける。


あれは 空耳だったの?


そう思うと涙が出てきそうになり 目の奥がじんわりと熱くなってくるのがわかる。


目の前の美咲が歪んで良く見えない。


翔太も声を聞いていたのか ジッと私と美咲のことを見つめている。