翔太も私と同じだったんだね。 逃げてるだけの 弱虫で臆病な卑怯な人間。 今ここで お互いにそれを克服しようよ。 事実を受け入れて笑いあおうよ。 だから 泣きそうな顔なんてやめてよ。 笑って?ね? …――お願い だから。 「…優美 俺は――… !! 」 「……ぅ……み……」 翔太の声を遮るように 火の消え入るようなか細い声で私を呼ぶ誰か。