ウソ恋




その目は心配そうに私を見つめていて どうして騙していた相手にそんな目が出来るのか疑問に思った。



「…美咲 もう長くないんだって。

だから少しでも長い間そばに
いたくて学校サボっちゃったの」



力なく笑って見せる。


どうせ最後なら どうせ別れるのならあなたに未練なんて残させない。


本当は翔太に会いたかったくせに ここで言わなきゃもう言えないのに。


嘘をつくときに目を逸らすクセ。


私が演技しただけのものだけど 翔太はまだそれを信じてる。


だから絶対にこの目はそらさない。