ウソ恋




翔太は私の質問に少し顔を青ざめているように見えた。


どうしてそんな顔をするのか この時の私には知る由もなかった。


翔太の深い深いトラウマなんて…。


静かな病室に翔太の声が響く。



「…中学生の時 1人の女子が
俺のことを愛しちゃったんだ。

その子はすごくいい子で優しくて
皆に好かれるような子だった。

その子のコトは好きだったけど

それは友達としての感情で
それ以上は無かった。

だからその子が俺に告白をしてきた
ときは断ったんだ。

その日から その子は狂い始めた。