ウソ恋




私はゆっくりと翼から体を離した。



「ごめんなさい翼――…

今までありがとう。

そして――……」



『 さ よ な ら 』



微笑む私に翼は訳が分からないと言う顔を向ける。


もう終わりにしよう…。


悪魔は天使と交わったらいけないんだから。


これは運命という名の定め。


踵 ( キヒ"ス ) を返し駅のホームに入り込む。


電車が出ることを知らせる音が足を速める。