ウソ恋




翼の透き通る声は私の頭の中にすんなりと入ってくる。


――……あぁそうだ。


私はもう綺麗じゃない。


薄汚れたこの心で翼に縫ってはいけない。


そう思うと溢れていた涙が嘘みたいにピタリと止まった。


私が触れることで翼の心を汚してしまうかもしれない…。


私を優しく見つめる純粋な瞳を濁らしてしまうかもしれない…。


そんなの嫌だ。

そんなのあってはならない。

胸が痛むのは苦しい。

同じ道を進ませたくない。

大切な親友だから。