ウソ恋




「――…はぁ…はぁ…」



翼 どこ… !?


駅に着くとすぐに翼の姿を探し 顔を左右にせわしなく動かす。



「優美!」



「…っ !? 」



バッと声のした方を振り返ると そこには懐かしい翼の姿。


私の本来の名前を呼ばれ 何だか不思議な気分になる。


ニカッと元気に私に手を振り笑う翼を見て 私の瞳は微かに潤んだ。



「うぉっ !? どうした !? 」