このままだと本格的に私は死ぬ。 まだ…まだ私は死ねない。 私は腕にはめていたリストバンドを誰にも気付かれないようにそっとずらした。 現れるのは勿論 全くの無傷の私の手首。 その手でもう1度新奈さんの手を掴む。 「…っ !? その……う…で……」 私の顔と腕を交互に見つめる新奈さん。 少し力が緩んだ隙に酸素を取り込む。 意識がハッキリしてきた…。 「あん…た……だれ…よ…? だれ……なのよ…!」