大きな声で名前を呼ばれるたかと思ったら 私の体は包まれた。 校門でそんなことされると皆から視線を向けられるじゃない。 はぁ…。 翔太にはもう少し その辺りを配慮してもらいたいかな。 それに頭が痛いんだから 本当に衝撃を与えないで欲しい。 私の顔は翔太の胸にあるから見えない。 だからこそ 嫌な顔を隠さなくて良い。 「しょ 翔太? あの…ちょっと苦しい かな」 「ご ごめん!…その 大丈夫?」