ウソ恋




新しいシナリオはその後じっくり考えよう。


1人になった空き教室を出る。


そう言えば 翔太はどこに居るんだろう。


まぁ良いや。


下駄箱に向かうべく 廊下を歩き階段を降りようとした。


――…そう 降りようとしたの。


私の体は宙に浮き 一瞬で下まで落ちた。


条件反射で受身をとったもののほぼ意味は無く 勢い良く硬い床にあたった。



「…っ !! …っは…!」



息が 苦しい…。


落ちた時に少し頭を打ったみたい。


意識が……遠退いていく…。


そんな朦朧 ( モウロウ ) とする意識の中で 自分の瞳に映ったのは……――…