ウソ恋




後悔だけじゃすまさない。


むしろ 絶望くらいしてもらわないと。


私は制カバンを肩にかけ クラスメイトが数人残る教室を後にした。


ガラリとした廊下を歩き 空き教室の前まで着くと扉の前で立ち止まる。


入る前に辺りを見渡してみる。


…誰も居ない。


良かった。


全く関係の無い人に見られても意味が無い。


見て欲しいのはたった1人だけ。


居るかなんて分からないけど 何となく居るって自信がある。