どうせ大した内容じゃないだろうし大丈夫でしょ。



「なに?」



「なにって 帰らないの?」



「あ…あー…か 帰る」



そう言えば翔太はニッコリ笑い席を立つ。


それにつられて私も荷物を持って立ち上がる。


あ…。



「………」



新奈さん達がまだ私と翔太を見つめている。