「心配なのは分かります。 でも ここで弱音を見せれば 美咲さんも目覚めるのが怖くなります。 気を強く持って 絶対に大丈夫だって」 「…絶対に大丈夫だなんて 思えないんです! 美咲が望んでここに戻ってくる 可能性なんかない… !! 」 「どうしてそう思うんですか?」 「だっ…て……! だって――… !! 」 〔 美咲はイジメられていて 手首を他人に切られてたから 〕 そう言葉にして言えなかった。