じゃないと私の隠しきれなかった不機嫌な顔がさらけ出されていたんだから。 「――…じゃあね。 電話 勝手に切ったら怒るから」 「ん 分かった…」 翔太は私の頭を撫でると 手を振り歩き出した。 なに自分だけ満足気に帰って行ってんだか。 あぁイラつく。 もうこれ面会時間に間に合わないじゃない。 元々ギリギリだったのに…。 たとえ数分だけでも会いたかった。 デートなんてするもんじゃない。 優先順位からして 美咲のそばにいる方が大切だってのに。 私ったら何してんの?