ウソ恋




私は翔太に微笑み――…



「大丈夫だよ。

私の家ここから近いし。

ダッシュで帰れば変な人にも
捕まらないよ」



「でも――…」



「翔太ったら心配症だなぁ…。

なら 私が家に着くまで
電話するのはどう?

それなら安心でしょ?」



私の提案に翔太は 「わかった…」 と諦めた。


電話ならまだ誤魔化しがきく。


病院前で着いたとか言って切れば大丈夫だし 帰りはいつもみたいにタクシーに乗ればいい。