でも そんな事を考えている暇はない。 だってもう後戻りは出来ないんだもの。 今さら後悔したって遅い。 私は美咲が幸せになれる世界を作ってるんだ。 あんないじめっ子がいない 美咲が楽しいと笑える世界に。 それが出来たなら 私のこの命を捧げたって良い。 これが私の覚悟の重さなんだ。 これが私の罪の代償なんだ。 私の命で許されるのならば 喜んで差し上げる。 だからどうか――… これ以上 美咲を苦しめないで…。