ウソ恋




「え?あ…そんな事ないよ !!

私の家に比べたら豪邸だよ?」



「……ぶふっ !! 」



えっ !?


急に吹き出した翔太に軽く混乱する。


どこに吹いたの?


訳が分からぬまま翔太を見つめる。


翔太は目尻に涙をため笑いながら…



「昔 俺の友達を家に
招待したことがあるんだ。

そのとき友達に王子のくせに家は
普通なんだなって笑われて。

その時に初めて自分が王子って
呼ばれてること知ったんだ。

俺のどこが王子なんだろうね。

金持ちでもなければ血筋も普通。

ただの凡人なのにさ」