勝負服なんて無かったし 私は普段通りの格好で来た。 今は集合時間の少し前。 もうそろそろで来るかな…。 そう思っていたとき――… 「――…わっ !!! 」 「うわあぁっ !? 」 後ろから背中を押され 大きな声を耳元で叫ばれた。 いきなりのコトに驚き 変な声が出て飛び跳ねる。 な、なに… !? バッと後ろを振り返ると そこにいたのはラフな格好をした翔太だった。 うわ…かっこいい…。