雨、冷たくて

しっかり者のミヤが珍しく忘れ物をした。


あたしは習い事のピアノがあったから、

しょうがなく帰り道に別れてミヤは1人学校に戻った。



「1人で平気?」


そうは聞いても、一緒に学校に戻れない。

「ん、大丈夫」


走り去るミヤの元気な後ろ姿を見守ってから、

あたしも家に向かって帰っていった。