それじゃあ、これからは話しかけるわと夏樹に言われた。俺も、これからは話しかけるからと2人で密かに約束をした。
メアドを交換して、よく電話をしたりした。夏樹の家にいってバスケをしたりした。毎日充実した日を送っていた。


そして、俺達は小学を卒業した。
俺達は春から汐留中に入学することになった。俺はモデルをやっている、春樹さんと春人さんに中高生のモデルをやらないかと言われた。少し迷ったが、モデルの仕事も楽しいから俺は了承した。
2人からはよく、弟と妹さんの話を聞く。特に妹の秋さんは俺と同い年だと言っていた。そして、2人は極度のシスコン、ブラコンなんだと知った。そこさえなければ完璧なのになー。と俺は思ったのは内緒。

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「夏樹ー、部活ってバスケだよな。」
夏樹「勿論。バスケに決まってるじゃん。」
「だよな!」
そう言って、俺達は職員室に入部届けをだしにいった。本当は、体験入部とか色々あるけど、俺達はもう決まっているから別に体験しなくても良いと言われた。意外とゆるいんだなー…。
「夏樹ー、今日暇だから夏樹の家に行っても良いか〜?」
夏樹「…別にいいけど…なんか、前よりチャラチャラしてない?金髪だし…。」
「あーぁ、大丈夫だよ。一応仕事でだし…。」
夏樹「目つけられないようにな。」
俺は、夏樹の家に行った。
夏樹「…仕事はないの?」
夏樹はジュースを持ってきて、遠慮気味にきいてきた。何故遠慮がいるのかが分からなかった。
「あー、今の所ないよ。そこまで本格的にやろうとは思ってないからさ。」
夏樹は、ノートを広げながら聞いていた。ちゃっかりメガネをしている…。
また、女子が群がってきそうなんだよなー、夏樹って。あんまり興味なさそうにしてるけど。